【自衛隊の倍率は嘘?本当?】採用倍率・合格率・難易度・合格ラインについて正しく理解しよう|「自衛官候補生」&「一般曹候補生」実質の倍率とは?

防衛白書に掲載されている「採用状況」に関する「採用倍率」について本当なのか?と疑問に思うことはありませんか?

しかし、結論から言うと嘘ではなく事実です。

ただ、その数字が何か理解すれば「採用倍率5倍」と聞いても、自信をもって受験することができるでしょう。

自衛隊独自の採用区分を理解してから勉強すれば、合格も一歩近づくはずです。

この記事を最後まで読み理解できること
  • 「採用倍率」と「実質の倍率」の違いについて理解する。
  • 採用倍率が怖くなくなる。
目次

採用倍率とは

採用倍率とは、応募した人が採用される割合を示す数字です。

例えば、10人採用の枠に80人受験すれば、8人に1人の採用となり、採用倍率8倍となります。

計算式

応募者数÷採用者数=採用倍率

 80人 ÷ 10人 =8倍

8人に1人の採用だと受験しても合格する気がしないですね。

しかし、諦めないで大丈夫です。

自衛隊の採用倍率を正しく理解する 【分析】

2022年度(令和4年)

「一般曹候補生」「陸上自衛隊」「男子」の採用倍率は5.4倍

5.4人に1人の採用だと、かなり成績優秀じゃないと合格できないはずです。

しかし、実際は勉強が苦手な子でも、努力して入隊することができる理由をお伝えします。

①体力試験で高得点??

 そもそも、体力試験はありません。身体測定で体の健康を確認するだけです。

②面接試験で高得点??

 面接だけ100点でも合格できません。

③親・親戚の力で採用された??

 全く関係ありません。

公務員試験は、合格の最低ラインは必ず存在します。

筆記試験・面接試験など全てにおいて、合格ラインを超える必要があります。

と言うことは、合格ラインを超えなければ、採用枠があっても採用されることない。これが大前提です。

実質倍率が低くなる3つの理由

①自衛隊の試験は2つの制度を併願する人が9割以上

②不合格者が年に数回受験する

 ∟応募者数増

③合格してもどちらか1つを選び入隊する。または辞退する人もいる。

 ∟合格者全員が入隊するわけではない

実質倍率が低くなる一例を紹介

極端な例をあげ、わかりやすく紹介します。

<例>大学生の男子A君は5月の試験で「自衛官候補生」と「一般曹候補生」を陸上自衛隊希望で併願した、しかし両方不合格となりました。後に9月に再度受験し両方合格することができ「一般曹候補生」で入隊することを決定しました。

これが、倍率が高くなる要因です。

A君は4回受験しましたが、「一般曹候補生」1つしか選べません。

延べ人数でのカウントなので、実質の倍率は公表されている倍率より確実に低くなるということがわかると思います。

最後に

倍率はあくまで基準にすぎません。

確実に分析することは大切です。しかし、倍率が高いと諦める必要はありません。

一番大切なのは、試験対策です。確実に合格ラインを突破できるように、対策することを心がけましょう。

\ 筆記試験対策 /

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