国家公務員(特別職)である自衛官の定年については段階的に60歳まで引き上げられる予定です。
令和5年4月に、国家公務員法等の一部を改正する法律(令和3年法律61号)が施行されることが決定。
それにともない、国家公務員(一般職)の定年引上げを段階的に実施、令和13年度には65歳まで延長することが影響しています。
自衛官の定年について
最新である【令和5年の防衛白書】の資料です。
出典:令和5年度 防衛白書(https://www.mod.go.jp/j/press/wp/wp2023/pdf/R05shiryo.pdf)より
※追記 令和5年9月22日 防衛省HP 定年引上げ予定のお知らせあり
出典:防衛省HP(https://www.mod.go.jp/j/press/news/2023/09/22a.html)
若年定年退職者給付金はどうなるの?
段階的に自衛官の定年が60歳まで延長され、国家公務員(一般職)は65歳と延長される。
若年定年退職者給付金は「他の公務員との収入の格差を補う」ため支給されます。
今までは55歳から60歳までの5年分でしたが、これからは60歳から65歳の5年分が支給されるということです。
若年定年退職者給付金はいくら?
出典:自衛隊総合採用案内(https://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/details/pamphlet/r5sougouannai.pdf)より
他の公務員との収入の格差を補うため、約1200万支給されます。
・1200万÷5年=240万/年
・240万÷12ヶ月=20万/月
<例>55歳から再就職し、月額給与が40万から20万と下がったとしても補える計算です。
退職手当はいくら?
出典:自衛隊総合採用案内(https://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/details/pamphlet/r5sougouannai.pdf)より
退職金は若年定年退職者給付金とは別です。
他の公務員と同じく退職金も支給されます。
退職時には約3000万支給される
自衛官は、他の公務員より定年退職は早いですが、60歳と定年の延長が予定されています。
若年定年退職者給付金に関して延長が決定していることもあり、国家公務員である以上、福利厚生は優遇されていると感じます。
今後、時代の流れと共に定年が延長されて制度の改悪があっても、民間企業以上の補償は確保されるだろう。
若年定年退職者給付金(1200万) + 退職手当(1880万) = 約3000万
\「自衛隊の倍率」それホント? /